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ファシリティプログラミングについて、田沢良一がご説明します。

田沢良一プロフィール

ファシリティプログラミングとは? ファシリティとは、施設、人、組織、家具、備品、そしてそれらに関する費用や情報などのことを総称して言います。ファシリティプログラミング(FP)は、オフィスを計画する際に、それらを考慮しながら設計条件を作り込んでいく業務です。 実際の作業は、オフィスの現状把握と評価に始まり、最終的にはオフィススタンダードガイドラインとしてオフィス環境の決まりごとをまとめます。オフィススタンダードガイドラインは設計の基礎となるだけでなく、将来、オフィスレイアウト変更を行う際にも役立ちます。
ファシリティプログラミングはなぜ必要か ファシリティプログラミングが行われないと、基本設計・実施設計に必要な条件が的確に反映されず、後から余分な工事や費用が発生したり、オフィスでの業務が滞ってしまったりすることさえあります。 コスト面だけでなく、あらゆる面でオフィス計画を無駄なく有効なものとするために、計画の初期の段階から総合的・戦略的にファシリティプログラミングを行う必要があります。

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ファシリティプログラミングを導入するメリット ファシリティプログラミングを導入するメリットは、要約すると次のようになります。
  • オフィス計画において、企業理念をビジュアルな形で表現できる
  • 業務特性を加味しながら、生産性を高めるオフィス計画を実現できる
  • 執務環境の向上を実現できる
  • 投資コストの有効配分を実現できる
  • 施設運営コストを削減できる
FP手段について ファシリティプログラミングを効果的に行う手法が、FP手法です。FP手法とは、企業の将来的展望や組織間の機能的・空間的つながりをインタビュー調査やアンケート調査などのデータをもとに解析し、客観的に適切な設計条件を割り出す手法です。
イリアは、1990年からFP手法を積極的に取り入れています。数々のオフィス計画において、非常に有効な手法です。

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FP手段を用いたプロセス FP手法を用いたファシリティプログラミングのプロセスをご紹介しましょう。
実施項目   考慮する事柄
1. 現状把握と評価 1-1. 実態調査 a. 現状オフィススペースの使用実態
b. 使用家具・備品
c. ドキュメント量、他
1-2. インタビュー調査 a. 各部業務内容
b. 組織運営・管理
c. セキュリティの考え方
d. 将来人員、組織計画
e. 情報システム構築計画
f. 部署間親近度(業務関連度)
1-3. 既存オフィススタンダードの
   検証と修正
 
1-4. 移転対象部署間の意見調整  
1-5. 移転先ビル調査 a. スペース
b. 施設内容
1-6. アンケート調査
   (場合により)
 
1-7. 上記諸調査の分析・評価  
2. 設計条件の決定 2-1. ゾーニング(全体) a. 部署間親近度分析
b. スタッキング(どのフロアにどの部署を配置するか)
c. ブロッキング(フロアにどのように部署を配置するか)
d. 施主社内基準に基づいた標準的なオフィスフロアレイアウト
2-2. 諸室の設定(面積、室数) a. 一般執務スペース
b. 個室スペース
c. 会議室、応接室
d. 打ち合わせスペース
e. 業務支援スペース
f. その他、特殊用途スペース
2-3. 仕様・グレードの設定  
2-4. 家具、備品の検討  
2-5. 特殊用途スペース設計条件の
   検討ととりまとめ
 
2-6. 全体計画工程の策定  
3. オフィススタンダード
  ガイドラインの作成
3-1. 基本的考え方  
3-2. 個人執務スペース  
3-3. 部門共有スペース  
3-4. 全社共有スペース  
3-5. レイアウト変更の考え方  

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FP手法の実際 FP手法は、本来数値化されていないオフィス内での業務のつながりの強さの度合いや、コミュニケーションの活性度を予測し、確認する手法です。実際には、インタビュー調査やアンケート調査、実測調査などに基づいて分析していきます。 例えば、イリアでは、ステップごとに次のような分析手法を用いています。
実態調査と
インタビュー調査
現状オフィスを個人執務面積、部署共有面積、全社共有面積に分解し、将来計画も加味したスペース分析を行います。
アンケート調査 統計手法として多変量解析を用い、アンケート結果を導き出します。
ゾーニング 各部署の業務のつながりの強さを求める業務関連度分析を用います。
諸室の設定 待ち行列理論を応用したシミュレーションを行い、業務特性に応じた会議室、応接室などの規模・室数を設定します。

これらの分析から導き出された結果を、最終的にオフィススタンダードガイドラインとしてまとめ、次の業務である基本設計・実施設計の条件として利用します。

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